2014-01-01から1年間の記事一覧
伝説のアクション映画『ランボー』を観た。 この映画、アクションで有名ではあるのだけれど、ランボーがベトナムから帰ってきたエリート兵で戦争で傷を負ったという事実はそれほど共有されていないと思う。 この映画はストーリーとしては、ベトナムから戻っ…
最近、よく人間は最終的には運だと思う。 結果って、その時々でかなり不確定要素に左右されるし、狙った結果は出ないことが大半だ。 決断は思考を停止させることだから、リスクを計算するっていっても、所詮自分を納得させるプロセスにすぎない。 目に見える…
最近、失業中だったこともあり、少し頭が慢性的に疲れていたのだが、理由がわかった。 単純に疲れていた、のだ。 インドネシアで働いて以来、「結果を出さなくては」、「フリーで成果を出さなくては」とムダにあせっていた気がする。 その意気込み自体は悪い…
誰でも人前で話すことができるようになるには、訓練を必要とする。 『誰でも人前で台本なしに10分間はなせるようになる本』は、テクニックではなく、個性に基づいた即興力の訓練をとく。 演劇を利用する即興劇のインプロによる訓練をといている。 人間力の…
ロビイストというのは日本ではあまりききなれない商売だが、アメリカではメジャーな職業。 ロビイストを描いた『サンキュー・スモーキング』は、ロビイストを主人公にコミカルに描く。 タバコ業界のロビイングを専門にする主人公は口八丁で、タバコを擁護す…
ある人がどういう人かを知りたければ、その友人を見るとわかる。 実は、これはおそろしいことで、頭のよくて幸福な人の周りには同じ人が集まるが、 逆も然り。 自分がどういう人たちと付き合っているかは、常に他者との出会いの中でおのずとわかってくる。 …
何かものを書くとき、具体的な人間とのつながりを前提としないと絶対につまらない。 抽象的な「人」ではなくて、名前や年齢、性格をとらえた上で、書くこと。 そうしないと、正義感だけでつっぱしったり、人間ならではの矛盾を無視することになる。 完全な「…
私はクラシック音楽を聴くのだが、日本は「進んでいる」海外の文化や物を輸入することは熱心にするが、人には興味がないように思える。 思想を学ばないのもそこからくるのではないか?
人間、人に頼ってもいいが、期待しすぎると傷つく。それに、頼る相手を間違えてはいけない。 先日キンドルのセールだった『仏教は宗教ではない~お釈迦様が教えた完成された科学~』を読んだ。 この本、99円だったのだけれど、さくっとよめて楽しかった。 …
堤真一主演で映画化もされた『俺はまだ本気だしてないだけ』の原作コミックを読んだ。 これ、映画よりも断然こっちの方がいい。 主人公のシズオは40歳くらいのおっさん。会社を突然やめ、漫画家を志す。 はっきりいって無謀この上ない話だが、彼の葛藤はお…
流行にのっかろうということで、ビットコインについての解説本『ビットコイン解説本』を読んだ。 以下が重要ポイント。 ビットコインはP2P(ピー・ツー・ピー、peer to peer)と呼ばれる仕組みになっていて、簡単に言えばバケツリレーのように次々と別のコンピ…
キンドルの使い方で有効なのは、朝日新聞などが出している特集のまとめが108円で 読めること。 そして、中国は途方に暮れる 世界経済の期待がもたらす憂鬱 (朝日新聞デジタルSELECT) 作者: 朝日新聞 出版社/メーカー: 朝日新聞社 発売日: 2014/05/0…
最近、めっきり忘れられた小説家として、都筑道夫氏がいる。 推理小説家としての顔も有名だが、ショートショートの大家として、星新一氏と双璧だった。 黄色い部屋はいかに改装されたか?増補版 作者: 都筑道夫,小森収 出版社/メーカー: フリースタイル 発売…
私は様々な本を内容が一定以上しっかりしていれば、キチンと読むが、最近になって実感するのが、世の中に今出回っているほとんどの本は、常識の焼き直しということ。 たとえば、先ほど紹介した『つながり』にしても、「類は友を呼ぶ」とか「笑うかどには福来…
最近、ネットワーク理論についての本を集中的に読んでいるのだが、『つながり』はその中でも具体的な研究結果まで参考になる本。 この本は、個人の意思ではなくて、ネットワーク自体が人間や社会を形成する鍵だという。 数回に分けて全容を紹介するので、始…
『新ブラックジャックによろしく』を読み終えた。 臓器移植編なのだが、このテーマ自体はまたあらためて論じたい。 このシリーズの最後で、主人公が医療について、仕事についての本質的な問いを描いている。 「人間がいずれ死ぬなら、医療とは医者とは一体何…
本を多く読むコツ、それは最低3ジャンルの本を持ち歩くこと。 一つの分野を読んでいると、基本的に同じ脳みそを使うので、疲れて消化不良になる。 そういう時、たとえばノンフィクションを読んだ後に小説、その後に漫画など適宜織り交ぜて使うと効果が高い…
インフラがある国はコストが安くてすむ。 裏稼業の人々を描いた、『ギャングース』を読んで気になる記述があった。 裏稼業の人々は服を使い捨てるのだという。それはものを持っている余裕がないからだそう。 確かに、ものを保管できるということは場所が必要…
いきなりよくわからない命がけのゲームに突入させられたら? 奥浩哉さんの漫画、『GANTZ』は平和な日常から一気に非日常な世界に飛ぶ。 主人公は人生に飽きて世の中を見下している。線路に落下した人を友人といっしょに助けようとして黒い玉のあるマン…
度々このブログで紹介している、名門医大の研修生を描いた『ブラックジャックによろしく』だが、「新」シリーズを読んで、臓器移植編に入った。 この漫画。佐藤さんが独自に取材しているそうで、非常におもしろい。というのは漫画自体の描き方もさりながら、…
みなさんのおかげで、このブログの1日辺りのアクセス数は15~20くらい。 最大は111アクセスなのだが、これは突発的だ。 このブログは基本的に私のリアルの友人向けに書いている。 始めた当初は海外就職がメインテーマだったが、継続して書き続けるた…
以前取り上げた、田端信太郎氏の『MEDIAMAKERS』で気になったくだりがあったので取り上げる。 映画の特権性について、田端氏は映画館で観客の時間を占有できる点にあると指摘する。 つまり、普通、私たちは映画以外の表現物を途中で消したりする…
最近ネット関連の著作を読み漁っている私だが、基本的にネットはリアルの人間関係に依存しているし、技術をうまく利用できる人間はいるが、それを除いては人間をおろかにし、一部の人間が儲ける仕組みでしかないとほぼ結論している。 前々から指摘しているよ…
リクルートのR25を創刊した田端信太郎さんの『MEDIAMAKERS』を読んだ。 MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体 作者: 田端信太郎 出版社/メーカー: 宣伝会議 発売日: 2012/11/12 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 9人 クリック: 139…
ブログを書き続けて大体2ヶ月半くらいたったが、とにかくほとんど毎日1本くらいのペースで書いている。 そこで気づいたのだが、書き続けていると、自然とまとめ記事なりある一定の結論に達してくるということ。 それだとそれなりの論理になるので、話した…
ニューヨークのイタリアンレストランを描いた映画『ディナーラッシュ』を観た。 この映画、今ならツタヤでおススメコーナーにおいているから、必見。 スピード感も早いし、エンターテイメントとしては十分。 娯楽としてはいい。 ディナーラッシュ スペシャル…
金融界を描いた『ウォール街』を見ていて思ったのだが、この映画を作ったオリバー・ストーンをはじめとして、サヨクの中に「肉体労働は虚業よりもえらい」という思い込みがないだろうか? この映画では主人公の金融マンのチャーリー・シーンが、親父で飛行機…
最近の紙媒体でないところで活動している、大学生のジャーナリズム活動を紹介。 東大生がメディア業界の動向を取材する、「メディア・クエスター」 http://qumaruin.blog.jp/ 業界の著名人をインタビューするなど、学生ジャーナリストでこれくらい動ければ立…
高知に移住したイケダハヤト氏をはじめ、ブロガーの本を読んできたのだが、 基本的には文章というよりいも、自分を売り込むということがポイントのよう。 自営業者として、個人のキャラクターを商品化する。 ブログを書いて読者を増やし、ネタがたまったら紙…
電子書籍の出版は個人でできるから、やりたい人は多いと思う。 セカシューのパイオニアである森山たつをさんの著書『一万冊売ってわかった!電子書籍を売る方法』は電子書籍で99円で売っている。 この本によると、99円という最低価格か、250円で利益…