2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧
誰でも人前で話すことができるようになるには、訓練を必要とする。 『誰でも人前で台本なしに10分間はなせるようになる本』は、テクニックではなく、個性に基づいた即興力の訓練をとく。 演劇を利用する即興劇のインプロによる訓練をといている。 人間力の…
ロビイストというのは日本ではあまりききなれない商売だが、アメリカではメジャーな職業。 ロビイストを描いた『サンキュー・スモーキング』は、ロビイストを主人公にコミカルに描く。 タバコ業界のロビイングを専門にする主人公は口八丁で、タバコを擁護す…
ある人がどういう人かを知りたければ、その友人を見るとわかる。 実は、これはおそろしいことで、頭のよくて幸福な人の周りには同じ人が集まるが、 逆も然り。 自分がどういう人たちと付き合っているかは、常に他者との出会いの中でおのずとわかってくる。 …
何かものを書くとき、具体的な人間とのつながりを前提としないと絶対につまらない。 抽象的な「人」ではなくて、名前や年齢、性格をとらえた上で、書くこと。 そうしないと、正義感だけでつっぱしったり、人間ならではの矛盾を無視することになる。 完全な「…
私はクラシック音楽を聴くのだが、日本は「進んでいる」海外の文化や物を輸入することは熱心にするが、人には興味がないように思える。 思想を学ばないのもそこからくるのではないか?
人間、人に頼ってもいいが、期待しすぎると傷つく。それに、頼る相手を間違えてはいけない。 先日キンドルのセールだった『仏教は宗教ではない~お釈迦様が教えた完成された科学~』を読んだ。 この本、99円だったのだけれど、さくっとよめて楽しかった。 …
堤真一主演で映画化もされた『俺はまだ本気だしてないだけ』の原作コミックを読んだ。 これ、映画よりも断然こっちの方がいい。 主人公のシズオは40歳くらいのおっさん。会社を突然やめ、漫画家を志す。 はっきりいって無謀この上ない話だが、彼の葛藤はお…
流行にのっかろうということで、ビットコインについての解説本『ビットコイン解説本』を読んだ。 以下が重要ポイント。 ビットコインはP2P(ピー・ツー・ピー、peer to peer)と呼ばれる仕組みになっていて、簡単に言えばバケツリレーのように次々と別のコンピ…
キンドルの使い方で有効なのは、朝日新聞などが出している特集のまとめが108円で 読めること。 そして、中国は途方に暮れる 世界経済の期待がもたらす憂鬱 (朝日新聞デジタルSELECT) 作者: 朝日新聞 出版社/メーカー: 朝日新聞社 発売日: 2014/05/0…
最近、めっきり忘れられた小説家として、都筑道夫氏がいる。 推理小説家としての顔も有名だが、ショートショートの大家として、星新一氏と双璧だった。 黄色い部屋はいかに改装されたか?増補版 作者: 都筑道夫,小森収 出版社/メーカー: フリースタイル 発売…
私は様々な本を内容が一定以上しっかりしていれば、キチンと読むが、最近になって実感するのが、世の中に今出回っているほとんどの本は、常識の焼き直しということ。 たとえば、先ほど紹介した『つながり』にしても、「類は友を呼ぶ」とか「笑うかどには福来…
最近、ネットワーク理論についての本を集中的に読んでいるのだが、『つながり』はその中でも具体的な研究結果まで参考になる本。 この本は、個人の意思ではなくて、ネットワーク自体が人間や社会を形成する鍵だという。 数回に分けて全容を紹介するので、始…
『新ブラックジャックによろしく』を読み終えた。 臓器移植編なのだが、このテーマ自体はまたあらためて論じたい。 このシリーズの最後で、主人公が医療について、仕事についての本質的な問いを描いている。 「人間がいずれ死ぬなら、医療とは医者とは一体何…