ひきこもりに学べ!
ひきこもりで涅槃にまで昇ってしまった、勝山実さんの著書『安心ひきこもりライフ』を読んだ。
この本、失業中に読むとリアリティがひしひしと伝わってくる。
まず、人間は仕事をしないでそのままサボり続けられる人はいないということ。体は休んでいても、心は全力疾走みたいな。
こういう状態だと、やんでくる。私が体を動かすことを失業している人に勧めるのもここに理由がある。
ひきこもりが親との関係という社会的なものであるということ。
障害者年金の使い方など、実用的な情報ものっている。
働きたくないをつきつめたおススメ本。
やはり、何でも2は駄作。ランボー2を見る。
『ランボー』での罪で服役していたランボーの下に、トラウトマン大佐が特赦と引き換えにベトナム戦争でのアメリカ人兵士の捕虜の現地調査を求めてくるところから始まる。
前作はベトナム帰還兵の居場所のなさや傷が描かれていたのに対して、こちらは暴れているだけという印象が強い。
見捨てられたベトナム時代活躍した軍人の居場所のなさ、という点の掘り下げ方が浅い。
この映画だとベトナム兵やソ連の特殊部隊をヘリで大量に怒りにまかせて殺しているが、これなどまさに単なる虐殺でベトナム戦争でアメリカがやったことと変わりない。
映画『エイリアン』が2でミリタリー色が強くなって、映画的なおもしろさはなくなったのと同様のケース。
気になったのは、ランボーがインディアンとドイツ人の混血だということ。あとベトナム人の女性と恋に落ちるが死ぬところである。
まず混血だが、ランボーは頭に鉢巻をしたり、今回は弓矢で闘ったりするが、うがった見方をすれば、インディアン=原始の力、みたいな考えがないか?こういういらない設定が映画をつまらなくしていると思う。人種とか血の思想がある。後々要検討。
ベトナム人との恋については、アメリカの軍事介入の歴史をごまかしているような効果がある、とまたまたうがった見方をしてみる。単純にロマンスだといえなくもないが。
とにかく、前作に比べてつまらなくなったのは間違いない。
ランボーはインディアンと
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ハウス・オブ・カードは、政治の現場の教科書としてはうってつけ!
議会を牛耳るたたき上げの政治家による成り上がり劇の『ハウス・オブ・カード』の6巻分を見た。
これ、『交渉人』で有名なケビン・スペイシーが主演。
主人公が脅す、利害を調整するなど非常にやり手の政治家で、具体的な政治家の仕事はこういう利害の配分にあると思わされる。
教科書としてはいいドラマ。
しかし、アメリカのドラマは45分みていて飽きさせないつくりはしっかりしている。
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鈴木保奈美が「重い女」を生み出した?東京ラブストーリー。
『 東京ラブストーリー』をみているのだが、このドラマ、相当おかしい。。。
鈴木保奈美演じる赤名リカは、織田裕二演じる主人公に恋をするのだが、何せめちゃめちゃ重い。
「うそをつかないで」とか、ロスへの転勤が決まって主人公が今後の人生を思って自分の好きなようにしたらいいというと、「あなたに決めてもらいたかった」とか。。。
この重さにも関わらず、ドラマは大ヒットして「月曜の夜に女性が街から消えた」らしい。
あと、この赤名リカは不思議ちゃんのキャラなので、道にいきなり飛び出して車とめたり、色々とっぴ。鈴木保奈美がかわいいから許されるキャラだな、、、、。
純愛ドラマとかいいながら、こういうドラマのせいで重い「レンアイ」が広まった面はあるから、トホホ、ですな。
人生丸抱えしてとか、。
中川淳一郎さんの追加本を読む。堀潤メッタ切り!
ウェブ界の有名人で実務家の立場からネット社会を批評している、中川淳一郎さんの『反ウェブ論』を読んだ。
キンドルでしか読めないが、内容は『ウェブはバカと暇人のもの』で書かれていたこと。
今回は特に元NHKアナウンサーで市民投稿型のニュースサイト「8bit」(http://8bitnews.org/)を開いた堀潤氏の批判に紙幅が割かれている。
8bitnewsは市民がニュース動画を投稿できるサイトだが、編集していないだけに、クオリティがよくなかったり、主張が偏っていたりする現状を指摘。
語り口がべらんめえで面白い。
反ウェブ論 やっぱりウェブはバカと暇人のもの―新潮45eBooklet
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読解はその人の人生。教えることはできない。
最近、つとに読むということは、その人の人生だと思うようになった。
ある人には皮肉に思えることも、ある人にはそうでない。
ある人には過激でもある人にはまとも。
最低限度の論理性や客観性は必要だが(この辺りがいかんせん一番重要な気がするのだが、、、)、それ以上についてはもう読み手次第。
送り手の考えなんていうのは、どうだっていいといっていい。
そういう意味では読むということは、ひどく主観的で、心がけるにしても気分の影響もおおいに受ける、あやふやなもの。
その辺りを分かった上で、作品を楽しめるかどうか。ここがその人の精神の自由さを決める決定的な要素になる。
日本の国語教育では「作者の考え方を答えなさい」というような問いが跋扈しているが、はっきりいってナンセンス極まりない。
それは自分がこう思う、という判断や感覚を放棄して、にせの「客観」という誰かを言い訳にしているだけなのだ。