アジアで就職したらブラック企業だった~南の島は蟹工船~

東南アジアでブラック企業に就職し、ストレスから入院し逃げ帰ってきた人間のブログ。        注・このブログはモデルとなった現地企業で働く人々などへの取材をもとにしたフィクションです。ただ、実際に起きている「空気感」は本物です。その辺りを味わっていただければと思います。

やはり、何でも2は駄作。ランボー2を見る。

ランボー』に続き、『ランボー2』をみた。

 

ランボー』での罪で服役していたランボーの下に、トラウトマン大佐が特赦と引き換えにベトナム戦争でのアメリカ人兵士の捕虜の現地調査を求めてくるところから始まる。

 

前作はベトナム帰還兵の居場所のなさや傷が描かれていたのに対して、こちらは暴れているだけという印象が強い。

 

見捨てられたベトナム時代活躍した軍人の居場所のなさ、という点の掘り下げ方が浅い。

 

この映画だとベトナム兵やソ連の特殊部隊をヘリで大量に怒りにまかせて殺しているが、これなどまさに単なる虐殺でベトナム戦争でアメリカがやったことと変わりない。

 

映画『エイリアン』が2でミリタリー色が強くなって、映画的なおもしろさはなくなったのと同様のケース。

 

気になったのは、ランボーがインディアンとドイツ人の混血だということ。あとベトナム人の女性と恋に落ちるが死ぬところである。

 

まず混血だが、ランボーは頭に鉢巻をしたり、今回は弓矢で闘ったりするが、うがった見方をすれば、インディアン=原始の力、みたいな考えがないか?こういういらない設定が映画をつまらなくしていると思う。人種とか血の思想がある。後々要検討。

 

ベトナム人との恋については、アメリカの軍事介入の歴史をごまかしているような効果がある、とまたまたうがった見方をしてみる。単純にロマンスだといえなくもないが。

 

とにかく、前作に比べてつまらなくなったのは間違いない。

 

 

 

ランボーはインディアンと