アジアで就職したらブラック企業だった~南の島は蟹工船~

東南アジアでブラック企業に就職し、ストレスから入院し逃げ帰ってきた人間のブログ。        注・このブログはモデルとなった現地企業で働く人々などへの取材をもとにしたフィクションです。ただ、実際に起きている「空気感」は本物です。その辺りを味わっていただければと思います。

読解はその人の人生。教えることはできない。

最近、つとに読むということは、その人の人生だと思うようになった。

 

ある人には皮肉に思えることも、ある人にはそうでない。

 

ある人には過激でもある人にはまとも。

 

最低限度の論理性や客観性は必要だが(この辺りがいかんせん一番重要な気がするのだが、、、)、それ以上についてはもう読み手次第。

 

送り手の考えなんていうのは、どうだっていいといっていい。

 

そういう意味では読むということは、ひどく主観的で、心がけるにしても気分の影響もおおいに受ける、あやふやなもの。

 

その辺りを分かった上で、作品を楽しめるかどうか。ここがその人の精神の自由さを決める決定的な要素になる。

 

日本の国語教育では「作者の考え方を答えなさい」というような問いが跋扈しているが、はっきりいってナンセンス極まりない。

 

それは自分がこう思う、という判断や感覚を放棄して、にせの「客観」という誰かを言い訳にしているだけなのだ。