アジアで就職したらブラック企業だった~南の島は蟹工船~

東南アジアでブラック企業に就職し、ストレスから入院し逃げ帰ってきた人間のブログ。        注・このブログはモデルとなった現地企業で働く人々などへの取材をもとにしたフィクションです。ただ、実際に起きている「空気感」は本物です。その辺りを味わっていただければと思います。

ランボーはもういない。ベトナムはアメリカの中で屈指のアツい時代。

伝説のアクション映画『ランボー』を観た。

 

この映画、アクションで有名ではあるのだけれど、ランボーベトナムから帰ってきたエリート兵で戦争で傷を負ったという事実はそれほど共有されていないと思う。

 

この映画はストーリーとしては、ベトナムから戻ってきて国内を放浪する元軍人が、田舎の保安官に絡まれる。保安官が悪質なんだが、それに反抗したランボーが反撃をよぎなくされ、大騒動に、という。

 

この映画は基本的に名作となったのは、当時のベトナム戦争での記憶を加害者の軍人の側から描いたからだろう。

 

作品中でランボーが話しているように、「戦争じゃ1万ドルの平気をまかせてくれたのに、こっちじゃ駐車場係の口もない」といい、居場所がないことを嘆く。反戦運動についても言及しているし、戦友が全員死んでしまったことも後遺症が原因だとはっきりといっている。

 

戦場も山、洞窟などベトナム戦を念頭においたもの。

 

ランボーは戦争マシーンとして育てられ、英雄となったが、居場所はない。

 

この映画はもっとみられていい。

 

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