アジアで就職したらブラック企業だった~南の島は蟹工船~

東南アジアでブラック企業に就職し、ストレスから入院し逃げ帰ってきた人間のブログ。        注・このブログはモデルとなった現地企業で働く人々などへの取材をもとにしたフィクションです。ただ、実際に起きている「空気感」は本物です。その辺りを味わっていただければと思います。

ビットコインについて

流行にのっかろうということで、ビットコインについての解説本『ビットコイン解説本』を読んだ。

 

以下が重要ポイント。

 

ビットコインP2P(ピー・ツー・ピー、peer to peer)と呼ばれる仕組みになっていて、簡単に言えばバケツリレーのように次々と別のコンピュータにデータを渡していくようになっています。

 

ビットコインのプログラムはオープンソースで提供されているので、誰でも修正し利用できます。その為に、雨後の竹の子のように仮想通貨が誕生している状態になっています。

 

貿易の世界では、各々の国の通貨で取引するのが本当はいいのですが、ドル建ての取引になっています。ビットコインを換金するとなると、より安心できる通貨、つまり基軸通貨であるドルに換金するでしょう。実際は、ビットコインを経由して欧米にお金が集まる動きになります。例えば、ビットコインを有名にしたキプロスの例を考えると、キプロスの情勢不安からビットコインに換金します。

 情勢不安な国や、急激に経済活動が発展している中国やインドなども、富を得た人たちが海外に『お金』を持ち出すのにビットコインを利用します。これらの新興国は、自国の経済の発展を守るために、海外への現金の持ち出しを制限している。

 

 ビットコインだけでなく、ライトコインなど他の仮想通貨も利用されるようになってくると、経済は国がコントロールするものではなくなってきます。インフレやデフレをコントロールするのは、多くのビットコインを持っている人たちであり、政府が対策するのではなく、ビットコインを使う人たちによって経済を回し、活性化することになります。

 

現在は単なる換金ツールでしかありません。『お金』は『お金』を生み出すことができるのですが、ビットコインビットコインを生み出すことはできません。

 

『お金』を預金すると利子が付きます。ビットコインは、預金するところはありませんし、現状では財布しか存在していません。ビットコインで決済に応じてくれる店舗が増え、ビットコイン預金ができるようになってくると、ビットコインの利用できる範囲が増えてる。

 

ビットコインを禁止するというよりも、自分たちの経済システムへ組み込めるようにルール化していくでしょう。

 

ビットコイン解説本

ビットコイン解説本