アジアで就職したらブラック企業だった~南の島は蟹工船~

東南アジアでブラック企業に就職し、ストレスから入院し逃げ帰ってきた人間のブログ。        注・このブログはモデルとなった現地企業で働く人々などへの取材をもとにしたフィクションです。ただ、実際に起きている「空気感」は本物です。その辺りを味わっていただければと思います。

ほとんどの本は常識の焼き直し。革新的なものは古典にあり。

私は様々な本を内容が一定以上しっかりしていれば、キチンと読むが、最近になって実感するのが、世の中に今出回っているほとんどの本は、常識の焼き直しということ。

 

たとえば、先ほど紹介した『つながり』にしても、「類は友を呼ぶ」とか「笑うかどには福来る」など、種を明かしてみれば、全く難しいことではない。

 

それを最新の研究とか何とかで肉付けしているに過ぎない。

 

それに、最終的に『武器としての書く技術』でイケダハヤト氏も指摘しているように、本なんて書きたいことは全体の5パーセント程度なのだ。それを論証したり肉付けしたりしているに過ぎない。

 

論証や肉付け自体にも意味がもちろんあるのだが、本当に新しいことが書かれているケースは実にまれだということ。

 

では、「新しいこと」とは、自分の世界観が壊れるようなことが書かれてある本だ。そういう本がかなり高い割合で古典の中にある。

 

古典は場合によっては2000年以上前に書かれたもののもあり、時間による選別を受けた正真正銘の名著だ。

 

その本を読んで自分が壊れる経験を積むほうが、軽薄な新書を読むよりも非常に大事だと本当に思う。

 

武器としての書く技術 (中経出版)

武器としての書く技術 (中経出版)