ジャーナリズムのこれから。朝日よ、東大生ゼロかいw
最近の紙媒体でないところで活動している、大学生のジャーナリズム活動を紹介。
東大生がメディア業界の動向を取材する、「メディア・クエスター」
業界の著名人をインタビューするなど、学生ジャーナリストでこれくらい動ければ立派。
ニュース解説サイトの「ニュークラシック」
両方とも学生がやっているというところがおもしろい。
今年は朝日新聞の新入社員に東大生が一人もいなかったらしいので、
http://thepage.jp/detail/20140423-00000013-wordleaf
大きな新聞社には入らない傾向が強まってくるだろう。
まあ、あれだけマスゴミっぷりを暴露されてて、5年ならまだしも10年後はどうなるかわからない業界に賢い東大生様がいまさら入るはずはない。
これからは、新聞社は通信社の機能と、情報を加工する編集機能におおまかにいってわかれる。
通信社、新聞社、両方とも何がその会社にしかできないか、特化が迫られる。
一方、書き手の側からすると、今回の東大生の朝日離れの背景には、本業でしっかり実績あげれば、専業ジャーナリストにならなくても、ブログなんかで情報発信してスターになる方が、リスクヘッジになると踏んだのではないかと思っている。
危なっかしい業界に足を突っ込んでいるよりも、手っ取り早くスターになれる。
実際、私も業界を経験してみて、一次情報を集める通信社的な機能は確実に旧来の通信社・新聞社が上だが、オピニオンとなると実務家の方が圧倒的に強い人が存在する。
だって、海外に住んでいるフリージャーナリストの方が2年くらいしかいない駐在員よりも確実に強いし、MayRomaこと谷本真由美さんのように元国連職員でロンドンに住む人などの方が普通の記者より遥かに鋭い。
つまり、オピニオンレベルでいえば、純粋な頭のよさの勝負であって、業界経験はほとんど関係ないという部分が強い。だって、政界だろうが財界だろうが、内部の人間関係を知っていてパイプを持っていること自体は強いが、それは表には書けないし、表面上は意味がない。それをつくること自体に意味があるからだ。
評論家的な立ち位置で活躍する人々の場が増えたといえるだろう。ただ、そういう人の影響力がいつまで続くかはわからないから、安定性にはかけるが・・・
新聞社・通信社は組織として情報を発信するので、個人のブレがない。働く社員はコマとしての働きを要求されるが、基本的にはだからぶれないという信頼の面では強いといえる。
フリーの場合は、零細自営なので、体調不良などの影響がもろに出る。ただ私も経験があるが、フリーは読者や視聴者にそのまんまファンがついてくれるという影響力が直接ヒモ付くという強みがある。
5年後、メディアは稼げるか―Monetize or Die ?
- 作者: 佐々木紀彦
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2013/07/22
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る