さて、フィリピンパブの回ではパスポートが問題になったが、労働契約の基本である、契約書がJ社にはなかった。
おいおい、マジかよ!と驚くなかれ。実際、そうだったんです。
まあ、これをご覧の皆さんの中にも契約書がない状態で働かされている人もいるかもしれないが、これは最低限必要です。
なぜかというと、雇用者と被雇用者との間の契約関係を具体的に示す書類がないと、当局は当然として、自分もどういう条件で働かされるかわからないから。
なんとJ社は日本人従業員だけでなく、インドネシア人従業員全員にも契約書がなかった!
インドネシア人の友人に聞くと、「普通のインドネシアの企業なら当たり前」だそうで、本当にたちが悪い。