アジアで就職したらブラック企業だった~南の島は蟹工船~

東南アジアでブラック企業に就職し、ストレスから入院し逃げ帰ってきた人間のブログ。        注・このブログはモデルとなった現地企業で働く人々などへの取材をもとにしたフィクションです。ただ、実際に起きている「空気感」は本物です。その辺りを味わっていただければと思います。

新卒はやめとけ

 新卒で海外就職をしない理由といて大きいのは、日本でしっかりとした仕事をしないと、現地に行った際、本当に雑用だけをやらされて2年経っても何のキャリアも育たないというパターンが非常に多いからだ。J社に入社した新卒社員やほぼそれと同じキャリアの人たちは、ほぼ「作業」でノウハウには全くならないことばかりほぼ1年間やらされていた。これは多くの現地法人に「育てる」余裕がなくて、「鍛える」という言い分でこき使われる良い例だと思う。わざわざ海外に来たのにも関わらず、日本でもできる雑用だけをしなければならないのは、企業に取っては得かもしれないが、本人に取って不幸なことだ。もちろんこういう環境から悩んでその「雑用組」は今年始めで退社した。このケースから、仕事でどういうことを最低成し遂げたいかという目標をしっかり持たないと、ダラダラいるだけで、とんでもないことになる。

 実際、ダメな会社ほど社歴だけは長くて仕事ができない人が多い。それは出来る人は他の会社からお呼びがかかるから。ここでもよほど優秀な人か全然出来なくて会社にしがみつく人との差が昔から出ている。