映画『シェフ』はジャン・レノの面白さ発揮。流れるコメディ。
映画『シェフ』を観た。
ジャンレノ演じる三ツ星レストランのシェフが自分の店の星が減るピンチ。そこに彼のレシピを完全に暗記している料理人が助けに入るという設定。
フランス映画のコメディで、流れのリズムとユーモアが面白い。
ジャン・レノの年取った姿をあまり見なかったが、基本的には太っていくのは避けられないようですなあ。
この映画、さくっとみれて面白いです。
ちなみに三ツ星レストランの厳しさは、維持するプレッシャーのあまり自殺した料理人の伝記『星に憑かれた男』に詳しい。
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あなたはものごとを、目、耳のどちらでとらえますか?それとも舌??
本田真美著『医師のつくった「頭のよさ」テスト』を読んだ。
この本、向き不向きを人間の脳の働きの得意不得意に基づくものだとしていて、面白い。
同封のテストによると、私は視覚三次元と聴覚言語適正がすぐれていて、映像などで時系列や空間認識に優れている。また、相手の話し方や音などで理解する能力が高いそう。
中古だと安いので、購入してもいいのでは?
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ランボー最終作『最後の戦場』はむしろランボー完全に悪者。
いやあ、ランボーって完全に悪者ですね。
最終作『ランボー最後の戦場』を観た。
ストーリーはミャンマー軍事政権に薬などを届けようとするキリスト教の団体が国内に入るため、ベトナムで暮らしていたランボーをたずねてくるところから始まる。
はじめは断ったランボーだが、団体の女の魅力に負け、案内する。
予想通り団体は軍隊に拉致される。
トラウトマン大佐はおらず、キリスト教団体の牧師がランボーに傭兵部隊の道案内を頼む。
傭兵部隊について救出するランボー。
絶対悪として描かれるミャンマー側。
ひたすら残虐になったアクション。頭とか吹っ飛ぶなんて当たり前。子供なんて普通に殺されてるし。
軍隊を返り討ちにして、女にふられ、最後はアメリカの故郷に帰るところで映画は終わる。
一言、これはないだろーw
前作でトラウトマン大佐とジープにのって帰ってたわけで、そこでしめてもよかったのに。
単純に殺しまくる様はまさに悪魔。しかも、はじめは善良だった牧師の男性がミャンマー兵をどさくさにまぎれて石で撃ち殺している。
なんというか、アメリカ映画の悪いところが集まったような映画。
第一作の迫力はまるでなし。
しかも、殺人マシーンであることを全肯定しているシーンもある。
人間と殺人マシーンの間で揺れ動くのがランボーだったはずでは、、、、。
ランボーの遺産だけで作っただけだな。。。
やはりランボーは1が最高。それ以降はプロパガンダに。。。。
「ランボー3」をみた。
前作で自由の身となったランボーは、タイで静かに過ごしていたが、トラウトマン大佐に任務を依頼される。任務とはソ連が侵攻するアフガンに調査に入ることだった。
始めは断るランボーだが、大佐がソ連 に拉致されたことをきき、救出に向かう。
現地でゲリラと仲良くしつつ、救出に。
要塞をぶち壊し、最終的に救出に成功する。
なんというか、ランボー1のメッセージ性は影を潜め、ただ単に強い戦闘マシーンが暴れるというだけにしか見えない。
イケダハヤトさんのこれまでのまとめ本『新世代努力論』。
プロブロガーで高地移住を機に話題になった、イケダハヤトさんによる新著『新世代努力論』を読んだ。
基本的にイケダさんのこれまでの主張のまとめで、極端な話これを読めばOKといえばOK。
バブル世代とは努力に対する考え方が違うという点を指摘。
努力は報われるとするこれまでの考え方を批判し、「努力は必要条件だが報われるとは限らない」とする。
それは社会の変化が大きいとする。
とりあえず、一番参考になったのは、人は努力してしまう存在だということ。そして環境や社会に影響を受けるということ。恵まれている層が恵まれていることを自覚しなささすぎなこと、などを述べる。
イケダさんが言うように、基本的に好きなもの、没頭できるものがある人は環境と承認された経験を持っていて、それでモチベーションがあがり能力もつくということ。
才能とは自分が何に向いているかはっきり自覚できていること。
努力が報われるのは傲慢で、社会は複雑だし人間はそれほどパワフルでない。
つまり、結果に関しては運とタイミング。努力は普通するから問わなくていいということ。つまり運がわるかったと割り切っていいということ。
新世代努力論 「恵まれた世代」は判ってない。これがぼくらの価値観だ。
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自衛隊海外派兵のリアル。問題作『アルマジロ』を観た。
デンマーク軍のアフガニスタンでの交際平和活動に密着したドキュメンタリー映画『アルマジロ』を観た。
アルマジロはアフガニスタンの最前線基地で、デンマークの若者が志願して駐在する。
これ、軍や兵士がよく許可したな、と思えるほど密着していて、 この監督の交渉力というか素材獲得能力にびっくり。
この映画。まず、今の自衛隊の立場とかぶる。
はじめに家族が泣きながら、見送る。
携帯電話で家族と話す。
6ヶ月の派遣期間中。前半はパトロールに終始するが、後半になって実戦となると雰囲気は一変。
地雷で両足をなくす兵士や志望する兵隊も出てくる。
先頭シーンではタリバン兵士の死体が映されていて、ぐろい。
戦闘後の高揚感や、兵士の「せっかく来たのに戦闘があるほうがよい」のような発言もリアル。
またアフガンに来たいという希望も映されており、色々と考えさせられた。
ただ、もし刺激を求めるとしても、地雷で足吹っ飛ばされりゃあ、割りにあわない。
無人戦闘機が紙飛行機のように飛ばされる様など現代戦でのハイテク化が垣間見える。
現地の住民からは基本的に壊していくのみでどうせ帰っていくが、自分たちはタリバンと付き合っていかなければならないという言葉を投げられていた。